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Excel でウィンドウ枠を固定する方法(行・列・両方の固定と解除)

スクロールしても見出しが見えるよう、先頭行・先頭列、または複数の行と列を一度に固定する方法を、Windows・Mac・Web・モバイルの Excel 別に解説します。ウィンドウ枠の固定がグレーで使えないときの対処法も紹介します。

Excel でウィンドウ枠を固定する方法(行・列・両方の固定と解除)

Excel でウィンドウ枠を固定するには、[表示]→[ウィンドウ枠の固定]を開き、[先頭行の固定]、[先頭列の固定]、[ウィンドウ枠の固定]のいずれかを選びます。最初の 2 つは、1 行目または A 列を固定します。3 つ目は、選択したセルより上のすべての行と、左のすべての列を固定するので、複数の行と列を一度に固定できます。

つまずきやすいポイントが 1 つあります。ウィンドウ枠の固定は、現在画面に表示されている状態を基準に動作します。下にスクロールしてから固定すると、スクロールで通り過ぎた行は隠れたままになり、元に戻れなくなります。先に Ctrl+Home(ほとんどの Mac のキーボードでは Fn+Ctrl+←)を押して、シートの先頭に移動しておきましょう。

常に表示しておきたい範囲最初に選択するセル次に選ぶ項目
1 行目のみ任意のセル先頭行の固定
A 列のみ任意のセル先頭列の固定
1 行目と A 列セル B2ウィンドウ枠の固定
1~3 行目セル A4(または 4 行目全体)ウィンドウ枠の固定
A 列と B 列セル C1(または C 列全体)ウィンドウ枠の固定
1~2 行目と A~B 列セル C3ウィンドウ枠の固定

Windows 版 Excel で先頭行・先頭列を固定する

Microsoft 365 の Excel、Excel 2024、2021、2019、2016 のいずれでも、同じ手順で操作できます。

  1. 作業するワークシートを開きます。固定はシートごとに設定されます。
  2. [表示]タブを開きます。
  3. [ウィンドウ]グループで、[ウィンドウ枠の固定]をクリックします。
  4. 1 行目を固定するには[先頭行の固定]、A 列を固定するには[先頭列の固定]を選びます。

1 行目の下(または A 列の右)に、少し濃い線が表示されます。下や横にスクロールしても、固定した行や列はその場に残ります。

[表示]タブで[ウィンドウ枠の固定]のドロップダウンが開いている Excel の画面。現在の選択範囲に基づいて行と列を表示し続ける[ウィンドウ枠の固定]、[先頭行の固定]、[先頭列の固定]の 3 つのオプションが、それぞれ 1 行の説明付きで表示されている

[先頭行の固定]と[先頭列の固定]は併用できません。一方を選ぶと、もう一方は解除されます。両方を固定するには、次のセクションで説明するとおり、セル B2 を選択して[ウィンドウ枠の固定]を使います。

複数の行と列を一度に固定する

[ウィンドウ枠の固定]は、選択したセルより上と左にあるすべてを固定します。そのため、コツは「スクロールさせたい最初のセル」を選ぶことです。

  1. シートの先頭までスクロールして(Ctrl+Home)、1 行目と A 列が見えるようにします。
  2. 固定したい最後の行のすぐ下で、固定したい最後の列のすぐ右にあるセルをクリックします。たとえば次のようになります。
    • C3 なら、1~2 行目と A~B 列を固定します。
    • A3 なら、1~2 行目だけを固定します(列は固定しません)。
    • B1 なら、A 列だけを固定します(行は固定しません)。
  3. [表示]→[ウィンドウ枠の固定]→[ウィンドウ枠の固定]を選びます。

198 行目までスクロールした Excel のワークシート。1~2 行目が固定されており、タイトル「第 3 四半期売上レポート」と、見出し行(注文 ID、日付、地域、商品、金額)が上部に残っている。2 行目の下の細い濃い線が固定の境界を示し、その下に 198~207 行目が表示されている

1 行目にタイトル、2 行目に実際の列見出しがあるシートや、ID 列と名前列の両方を、横にスクロールしても表示し続けたい場合に使う設定です。

キーボード ショートカット

ウィンドウ枠の固定には 1 キーのショートカットはありませんが、Windows ではリボンのキーを順番に押す方法があります(英語版の Excel の場合)。

  • Alt、W、F、F:[ウィンドウ枠の固定](すでに固定されている場合は[ウィンドウ枠固定の解除])
  • Alt、W、F、R:[先頭行の固定]
  • Alt、W、F、C:[先頭列の固定]

キーは同時押しではなく、1 つずつ押します。日本語版では、Alt キーを押してリボンに表示されるキーヒントに従ってください。

ウィンドウ枠の固定を解除する方法

[表示]→[ウィンドウ枠の固定]→[ウィンドウ枠固定の解除]を選びます。ウィンドウ枠が固定されている間は、メニューの最初の項目が[ウィンドウ枠の固定]から[ウィンドウ枠固定の解除]に変わります。現在のシートの固定がすべて解除されます。

固定の位置を変えるには、いったん解除して、新しいセルを選択し、もう一度固定します。1 つのシートで設定できる固定は 1 組だけです。

Excel for Mac でウィンドウ枠を固定する

Excel for Mac では、固定のコマンドは[表示]タブにあります。バージョンによって個別のボタンになっていたり、[ウィンドウ枠の固定]メニューの中に入っていたりしますが、名前は同じです。

  1. [表示]タブを開きます。
  2. [先頭行の固定]または[先頭列の固定]をクリックします。
  3. 複数の行と列を固定するには、その下かつ右にあるセル(たとえば C3)を選択してから、[ウィンドウ枠の固定]をクリックします。
  4. 元に戻すには、同じタブの[ウィンドウ枠固定の解除]をクリックします。

ボタンがグレーになっている場合は、[表示]タブの[標準]をクリックしてください。ページ レイアウト表示では固定できません。

Excel for the web でウィンドウ枠を固定する

Excel for the web(excel.office.com、または OneDrive や SharePoint から開いたファイル)では、Windows と同じメニューを使います。

  1. [表示]→[ウィンドウ枠の固定]を開きます。
  2. [先頭行の固定]、[先頭列の固定]、[ウィンドウ枠の固定](選択したセルが基準)のいずれかを選びます。
  3. 解除するには、[表示]→[ウィンドウ枠の固定]→[ウィンドウ枠固定の解除]を選びます。

固定したウィンドウ枠はブックに保存されるため、Web、Windows、Mac のどれで開いても、同じ固定された行が表示されます。

iPhone、iPad、Android でウィンドウ枠を固定する

Excel のモバイル アプリでもウィンドウ枠を固定でき、設定はファイルに保存されます。

  • iPad: セルを選択して[表示]タブを開き、[ウィンドウ枠の固定]をタップして、使いたいオプションを選びます。
  • iPhone と Android スマートフォン: セルを選択し、リボンのコマンドを開くアイコンをタップして、[ホーム]から[表示]に切り替え、[ウィンドウ枠の固定]をタップします。

画面のレイアウトはデバイスやアプリのバージョンによって少し異なりますが、考え方は同じです。

ウィンドウ枠の固定がグレーで使えない・機能しない原因

セルを編集中である。 セルまたは数式バーに入力している間は、リボンのほとんどが無効になります。Enter または Esc キーを押して、もう一度試してください。

ページ レイアウト表示になっている。 ページ レイアウト表示では、ウィンドウ枠の固定は使えません。[表示]→[標準]で戻すか、右下のステータス バーにある[標準]アイコンをクリックします。

ブックが保護されている。 ブックのウィンドウ構成が保護されている場合(古いバージョンの Excel では、[校閲]→[ブックの保護]にあるオプション)は、固定の設定を変更できません。[校閲]→[ブックの保護]で保護を解除し、ウィンドウ枠を固定してから、もう一度保護してください。再度保護しても、固定したウィンドウ枠はそのまま残ります。

シートがスクロールされた状態で固定したため、意図しない行が固定された。 ウィンドウ枠の固定は、選択したセルより上に表示されているものを固定します。固定したときに画面の一番上が 50 行目だった場合、1~49 行目には戻れなくなります。[ウィンドウ枠固定の解除]を選び、Ctrl+Home を押して、正しいセルを選択し、もう一度固定してください。

ウィンドウが分割されている。 シート上に灰色の分割バーが表示されている場合は[分割]がオンになっており、ウィンドウ枠の固定は、選択したセルではなく分割線の位置で固定されます。[表示]→[分割]をクリックしてオフにしてから固定してください。

データが Excel のテーブルである。 テーブルには独自の見出しの仕組みがあります。テーブル内のセルを選択した状態で下にスクロールすると、Excel は列文字(A、B、C)をテーブルの列名に置き換えます。見出しが列バーに「移動」したように見えるのはこのためです。これは固定ではなく、カーソルがテーブル内にある間しか機能しません。見出し行を常に固定しておきたい場合は、これまでどおりウィンドウ枠の固定を使ってください。

ウィンドウ枠の固定と分割の違い

どちらも[表示]タブにありますが、役割が異なります。

  • ウィンドウ枠の固定は、行や列をその場に固定し、スクロールされないようにします。
  • 分割は、ウィンドウを 2 つまたは 4 つのペインに分け、それぞれ独立してスクロールできるようにします。同じシートの 10 行目と 900 行目を比較したいときに便利です。もう一度[分割]をクリックすると解除されます。

印刷時にすべてのページに見出しを繰り返すのは別の設定

ウィンドウ枠の固定が影響するのは、画面上の表示だけです。見出し行をすべての印刷ページの先頭に印刷するには、次のようにします。

  1. [ページ レイアウト]→[印刷タイトル]を開きます。
  2. [タイトル行]で、見出し行(たとえば $1:$1、2 行なら $1:$2)を選択します。
  3. 横に長いシートでは、[タイトル列]も設定します。
  4. [OK]をクリックし、[ファイル]→[印刷]でプレビューを確認します。

よくある質問

Excel で上 2 行を固定するには? セル A3(または 3 行目の行番号)を選択し、[表示]→[ウィンドウ枠の固定]→[ウィンドウ枠の固定]を選びます。スクロールしても 1~2 行目が表示されたままになります。

先頭行と先頭列の両方を固定するには? セル B2 を選択して、[表示]→[ウィンドウ枠の固定]→[ウィンドウ枠の固定]を選びます。[先頭行の固定]のあとに[先頭列の固定]を選んでも、後者が前者を置き換えてしまうため、両方は固定できません。

シートの途中の行を固定できますか? 直接はできません。固定は常に、画面に表示されている範囲の上端と左端から始まります。たとえば 20 行目が一番上に表示されるようにスクロールして固定すると、それより上の行は、固定を解除するまで隠れたままになります。シートの離れた 2 か所を比較したい場合は、[分割]のほうが適しています。

最下行や右側の列を固定できますか? できません。Excel で固定できるのは、上部の行と左側の列だけです。シートの下部を表示し続けたい場合は、[分割]を使ってください。

ウィンドウ枠の固定は、ブック内のすべてのシートに適用されますか? いいえ、ワークシートごとに設定されます。必要なシートそれぞれで固定してください。設定はファイルに保存されます。

ウィンドウ枠の固定にショートカットはありますか? Windows では、Alt、W、F、F を順に押すと、選択したセルの位置で固定されます。先頭行の場合は Alt、W、F、R です(英語版の場合)。Excel for Mac には標準のショートカットがないため、[表示]タブを使ってください。

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